未だ謎に満ちている脳科学

この世には、まだまだ人間が解明されていないことがたくさんあります。宇宙、ブラックホール、地球の内側、海底、地震、DNAのジャンクと呼ばれる領域など。

しかし、私たちのもっとも身近であり、毎日何気なく存在するものなのにいまだになぞの多い「脳」です。米国のオバマ大統領が 「脳の謎を解く支援」を宣言し、最初の年の予算で1億ドル(約1180億円)を支援すると明らかにしたのも興味深いものです。

未だ謎に満ちている脳科学

哲学となると様々な分野に飛び火をするので、脳科学という面からみてみたいとおもう。「心 」や「意識」は生物学的な基盤は脳の活動だと思われています。脳科学が明らかにした意識の実体は、いったい何でしょうか?

また、脳科学の発展は世界をどのように変えるか?『ターミネーター』のスカイネット、『アバター』のアバター、あるいは『インセプション』のように他人の記憶を盗み操作することが可能でしょうか?その、意識や記憶をつかさどるのが脳。

この脳に科学のメスを入れるのが脳科学というわけです。人間が人間らしい部分は脳のどこにあるのか?それは「大脳皮質」と言われています。

大脳皮質とは大脳の表面に位置する神経細胞の集合である。それは、脳の表面を覆う部分「大脳皮質」である。厚さは、位置に応じて異なりますが、1.5~4ミリメートル程度である。

同じ哺乳類でも種によって大脳皮質の厚さは様々である。大脳基底核と呼ばれる灰白質の周りを覆っている。知覚、随意運動、思考、推理、記憶など、脳の高次機能を司る。

この大脳皮質はもっともヒトが発達しており、「新しい脳」と呼ばれます。「新しい脳」があるなら、「古い脳」もあるのか?そう呼ばれる脳があるんです。

大脳皮質以外の「脳幹」や「大脳基底核」などは生命維持にかかわり、「大脳辺縁系」は感情や本能の働きをつかさどります。つまり、動物として必要な領域ということです。では、新しい脳はいつ頃からヒトに備わった、もしくは新しく生成されたかというと。

以前はそのように考えられたこともあるが、近年の研究ではもともとあったが、ヒトの場合のみ大きくなったと考えられれる。また「大脳皮質」の内部は4つの領域に分かれている。

まず脳幹があり、その周りを大脳基底核、大脳辺緑系があり、さらにその周りを大脳皮質が覆っている。脳科学を理解する基本として知っておきたい。

脳科学は単体での研究よりも、神経科学、認知科学、神経心理学、生物学など他分野との融合によって、様々な問題が解明されれるようになった。これからの研究に期待される分野である。